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生と死の挾間で・・・

なかなか記事をアップできなかったことを、どうぞお許しください。

「心の花びら展in古河」でご一緒した版画作家さんのご縁で、偶然手にした「俊乗上人」の版画にそっくりだった義父が、4月8日の花祭りの日になくなりました。 
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「俊乗上人」は、東大寺の再建のために全国各地を巡り尽力された聖。名前の一字に主人の名が入っていることもあり、強く関心を持っていました。
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義父が悪くなったり小康状態になったりする中、義父が元気なうちに全国47都道府県を廻りきりたいという思いがこみ上げてきました。
 小康状態の時を見て、格安航空券や電車を使って、一気に足跡を残してまいりました。様々な制約があり、当初予定した形ではありませんでしたが、心が重なりあった「祈り」の旅でありました。
4月2日に奈良にて満願を迎えた後、義父は1週間ほどで天に旅立ちました。

奈良では持参した木彫「水仙」の一花と咲玉観音の持つ「蓮花」が本体から離れました。ちょうど時近くして造花を奉納するお祭りがあったことから、奈良の地とのご縁を深く感じ、その花達を義父に捧げました。
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近鉄奈良駅には、民衆のために多くの事業を行った行基上人像もあり、花が手向けられていました。行基上人も、心の花びら展でお世話になった作家さんからポストカードをいただき知った聖でした。ご縁に感謝し、お参りさせていただきました。
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全国を巡った作品達は数多くありますが、行脚中に自然に白い曲線模様が入った紫色の浴衣にみなさんの思いを一杯に詰めて奈良を巡りました。
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また、コラボ展示でお世話になった時代小説作家さんからいただいた「稚児観音」も最後まで一緒でした。無事に「大和(だいわ)の地」奈良まで足を運ばせていただけたのは、参加型アートなども含め、沢山の方々の祈りのお陰と感じています。

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