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『真綿の愛』から『塩辛い思い出』

この作品は、2015年マルタ共和国で開催された『ジャパニーズ・アート』に出展した『真綿の愛』です。
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「心の花びら展+松坂」のワークショップで創作したモロヘイヤの葉と、紡績工場の倉庫だった会場のイメージの真綿で創作した現代アート的な作品です。また、マルタ共和国は、綿花の栽培が盛んであったこと、国旗に十字のマークをイメージして創作し意識のコラボを加えています。

本当は、この作品を元高校の教頭先生だった落合先生の「薬師地蔵」と共作の「咲玉観音」と一緒に、5月上旬『心の花びら展+栃木』の大田原の高校で展示しようと考えていました。雪に優しく包まれている自然の姿をイメージして。しかし、体調を崩し延期となり・・・
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しばらく間を置いて、実際訪問する際には、参加型アート「塩辛い思い出」や再生アート「福禄寿」ご縁を感じる「薬師地蔵」を、という意識に変化していました。
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当初の予定通り『真綿の愛』を持参していたら、白い真綿は悲しい過去を思い出させてしまうことになったかもしれません。
参加型アートは、自然災害の悲しく塩辛い思い出を削り、愛を創り残していく・・・。
今を見つめ行動し、未来を創造して行くように感じました。

計画通りに遂行できず、一時は焦りや不安が生じましたが、作品達は一番良い時期に一番良い場所に運ばれるようになっているようです。

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