昨日、無事『心の花びら展∞那須』を終えることが出来ました。
スタッフの皆さん、遊びに来てくださった皆さんに感謝です。
台風の接近で、撤収日がどうなるかハラハラしていましたが、お天気にも助けられ、作品たちも濡れずに帰ることができました。
乳がんの抗がん剤治療後から記憶障害や脳機能低下が生じ、8年ほど施設展示ができませんでした。ようやく復活することができました。
長い間信じて待っていてくださった友人、縁者のみなさん、本当にありがとうございました。
会場には、多様な表現を楽しんでいただけるよう、絵画や詩、再生アートなど、色々試行錯誤しながら、追加したり、入れ替えたりしてみました。
外庭の植物たちも、枯れそうになったら、入れ替えました。
埼玉と栃木、往復5時間ほどを繰り返し、肩がパンパンで首が思うように回らない状態でしたが、心豊かな時間を得ることができました。
また、最終週には、6月に膵臓がんで亡くなった夫(くまさん)が、福島でのワークショップで描いた「大好きな空」の絵画に作品展案内を載せました。
(dreamusicさんYOUTUBUより)
8月1日より、「相田みつを那須ギャラリー」にて、『心の花束∞那須』がスタートしました。
ちょうど、今年は、相田みつを生誕100年の年にあたります。
相田みつを那須ギャラリー内の作品を味わいながら、窓辺で、再生アートや「生きる」「生命」「再生」をテーマにした作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。
テーマは、故郷の山々と生き物たち。
実は、6月に膵臓がんで闘病していた夫が天国に旅立ち、また、スタート日の搬入準備が終わって、父のように慕っていた叔父が亡くなりました。昨日、子供のなかった叔父の葬儀を姉と執り行い、今日から正式告知をさせていただいた次第です。
夫は、ボランティアとしての文化芸術活動に、10年以上協力をしてくれました。
旅好きの夫は郵便局で局印目的に貯金を楽しみながら、展示会場までの運転や作品展準備などを度々手伝ってくれました。
ご縁のある親しい人の声を携帯電話で聞いてもらいながら、最後に「楽しかったね。ありがとう。」と伝えました。とても穏やかな最後でした。
そんな彼が、抱え運んでくれた再生アートの「龍馬くん」や「おさるさん」なども展示しています。
また、叔父は、富士山の近くに生まれ、通称「山ちゃん」と読んでいました。
山にちなんだ作品展、スタートの日に静かに人生の幕を閉じました。
「生きる」「生命」「再生」深く味わった6月・7月・8月。
これから、親の介護の合間に、作品を入れ替えながら、8月31日16時まで展示します。
ギャラリーには、状況を確認しながら、週に1度くらい顔を出す予定です。
近くに、道の駅「友愛の森」があります。併せて立ち寄られると楽しいと思います。
ちなみに、道の駅のショップで見つけた地元の花「セロシア」(ケイトウの仲間)を購入し、ギャラリーの外庭に植栽しました^^。
地元にちなんで「中なす」も・・・。
相田みつをさんのたくさんの素敵な作品と一緒に、お楽しみくださいね。
(動画:相田みつをギャラリー美術館公式チャンネルさんより)
私は、栃木県の温泉で少し有名な喜連川出身ですが、土地勘がない人には「那須塩原の方の出身です。」と、答えています。
そして、山を見ると、心が癒される人間です。
家族のことを思うと、自分の活動は遠慮がちになっていましたが、自分の人生を深く味わい、魂が喜ぶ仕事をすることが、周囲も自分も幸せにすることに気づきました。
意識の解放をすることの大切さを感じ、今年の夏頃、那須地方で作品展を開催することにしました。
那須は、「何か必要なもの」の意味。
作品の中から、自身にとって必要なものを見つけてもらえたら嬉しいです。
以前、那須周辺で撮影した再生アートの風景写真なども展示予定です。
作品展会場と日時は、諸般の事情により、作品展スタート直前にお知らせしようと思います。
詩『山岳の夏』
本当の景色には家がある
描こうとした時
私の焦点は自然にあった
心の目は
自分の見ようとする物だけを
見せてくれる
私の体はそれを創り出す
(雲彩)
ところで、『じいるの杜』公式ホームページのサブタイトルを、「心の花びら+心の花束∞(無限大)』にしました。作品展名称にも、これから使っていこうと思います。
(玉置浩二さんのYouTube動画より)
桜の季節から、藤の花咲く季節となり、夫の新しい治療が始まりました。
主治医の計らいで、次のクールまで長めのインターバルをいただき、希望の東北の旅ヘ。
山形県の高畠では、物語のふるさとでもあるので、再生アートの河童の(パッカくん)にも同乗してもらいました。現地の河童家族にも会えました。
いろんな事情で2泊3日の予定が、1泊2日になりましたが、新緑の息吹のように生きる力を感じました。
ちなみに、高畑は児童童話「泣いた赤鬼」の作者浜田廣介さんのふるさとです。
(VOLEN ChannelさんYouTube動画より)
今日は、夫のポートの手術でした。化学療法の持続点滴をするためのポート部に血栓が生じたため、今までのポートを取り外し、左側に付け替えるというものです。
お陰様で、手術は無事終わりました。
しばらく入院は続きますが、本人の気持ちが前向きなので家族は救われています。
転移が見つかり、ステージ4になりました。本人の気力が充実しているので、幸せな時間は一般に思われているより長いと信じています。
「喜びと溢れる笑顔が道しるべ みんなで描く夢未来」
病室からは、のどかな風景が見えます。
自然の一部としての人間を感じています。
桜といえば、田中家では家族みんなで行った「高遠の桜」が浮かんできます。
優しい思い出です。
(Discover Nipponさん)