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ごんぎつね物語より・・・

日本の物語で「ごんぎつね」という、きつねと人間の交流を描いた話があります。

小学生のころ、国語の教科書にその話があって、悲しく切ない内容に強い衝撃を受けました。

ちなみに、その話は、こんな話です。

いたずらなごんきつねは、兵十という村の若者が病気にお母さんに食べさせようとしたうなぎを盗んでしまいます。その後、お母さんはうなぎを食べることなく死んでしまいました。それを知った、ごんぎつねは悪いことをしたと反省し、こっそり兵十の家に栗やきのこを届けるようになります。ある時、兵十は、家の近くでごんぎつねを見つけ、鉄砲で撃ち殺してしまいます。しかし、その周りには、栗やきのこが散らばっていたのでした。「そうか、お前だったのか・・・。」兵十は、ごんきつねの思いにやっと気づきました。

夫に話を聞かせたら、三日連続泣いていました。

ある時ふとその話をテーマに油絵を描いてみようと思い筆を取りました。油絵で描いた数少ない作品のひとつです。


上野の森美術館で入選し展示されてから、今年原爆の図 丸木美術館の個展で展示するまで、10年以上箱の中でした。悲しい作品のため展示するのを躊躇していたのですが、様々な感情を表現し感じてもらうことも必要だと感じるようになりました。

今月の新潟での「心の花びら展」でも展示しようと思います。

PIC_8582.JPG

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